デポジットって何?シェアハウスの引越しにかかる初期費用が知りたい!

シェアハウスの引越しを検討する際、初期費用の項目欄でよく見かける「デポジット」という単語。

デポジットとは…英語で保証金・貯金・供託金などを意味する名詞depositから由来している語句。「一旦預けたお金が、のちに返却もしくは別の支払いに充当される」としての意味を持つ。(weblio辞書より)

住居の設備を破損してしまった場合などに、修繕費やクリーニング費として活用し、残ったお金を退去時に返金するシステムのことをいいますが、実はこれ、シェアハウス特有のものなんです。

※デポジットの返金条件はシェアハウスの運営事業者や物件ごとに異なります。

一般的な賃貸物件には、初期費用に「デポジット」がない分、「敷金」「礼金」などの項目が…。

いったい何がどれぐらい違うのか、実際に確認してみましょう!

初期費用の項目はシェアハウスより一般賃貸物件の方が多め

「引越し貧乏」という言葉があるぐらい、引越しにかかる初期費用はけっこうかさむもの。

まずはそれぞれの初期費用項目をおさらいしましょう。

 

シェアハウスの主な初期費用項目

●日割り賃料 ●デポジット ●契約手数料 ●鍵発行手数料

日割り賃料 入居月の日割りの賃料を先に払う
デポジット 一般の賃貸でいう敷金のようなもの
契約手数料 仲介手数料のようなもの
鍵発行手数料 鍵の発行費用

 

一般賃貸物件の主な初期費用項目

●日割り賃料 ●敷金 ●礼金 ●仲介手数料 ●鍵発行手数料

日割り賃料  入居月の日割りの賃料を先に払う 
敷金  退去時の部屋の修理費等に使われる
礼金  お礼として大家さんに払うお金 
仲介手数料  不動産会社に支払うお金 
鍵発行手数料  鍵の発行費用

だいたいは上記にあげた初期費用項目が一般的ですが、シェアハウスではデポジットと日割り賃料だけで入居OK!といった超低コストで入居できちゃう物件もあったりします。

一般賃貸物件も「礼金」が必要ないところが増えてきましたが、その分、一定期間内の退去で違約金がかかるケースがあったり、そもそも敷金が賃料の1〜2ヵ月分と高かったり…。

トータル的にみるとシェアハウスの方がお安く済むことが多い印象です。

他にもこんな初期費用項目が…

物件によって変わってきますが、初期費用で挙げられる項目は他にもいくつかあります。

●前家賃

入居する月の翌月分の賃料を先に支払うお金。

日割り賃料とセットで支払うことが多く、いずれ月末近くになれば支払わなければならないものです。

●火災保険料

最近は入居者が火災保険を選ぶこともできるそうですが、2年契約の加入で、約1万5千円〜2万円がかかるものが多いようです。

シェアハウスの物件によっては共益費に含まれていたり、大家さんが負担してくれていたりするところもあり、入居時に費用が発生しないことがあります。

●住宅総合保険料

火災保険ほど多くは見られませんが、火災保険を含んだ住宅総合保険に加入するための費用です。

●保証料

連帯保証人を立てるのが難しい時に発生するお金。

保証会社が連帯保証人の代わりになってくれます。

「最初から連帯保証人を立てずに、保証会社と契約することが入居の条件」という物件も増えてきているそうです。

●施設利用料

スポーツジムや防音スタジオなどの特別な施設がある一般賃貸物件・シェアハウスは、初期費用に施設利用料が上乗せされていることもあります。

ただ、中には共益費・管理費等に含まれていることも多いようです。

●駐輪場・駐車場登録料

自転車・自動車を停める専用の場所があり、そこを利用すると決めた場合に発生するお金。

毎月の利用料とは別に、“初回登録料”として初期費用に加えられることがあります。

●預託金

デポジットと同じ意味で使われています。

ペット可シェアハウスなど、退去時に修繕費がかかる確率が高い物件ほど「預託金」の文字を見る機会が多いことでしょう。

家賃7万円のおうちで初期費用を比較してみると…

都内で家賃7万円の「シェアハウス」「一般賃貸物件」に入居すると仮定して、どれぐらい初期費用がかかるのか、簡単に算出してみました。

【CASE1】一般的なシェアハウスの初期費用

日割り賃料(入居日が月の中旬~半月分) 35,000円
デポジット 30,000円
契約手数料(賃料1ヵ月分) 70,000円
鍵発行手数料 5,500円
TOTAL 140,500円

だいたいの目安での計算ですが、月の半ば~賃料7万円のシェアハウスに入居した場合、約14万500円がかかることがわかりました。

物件によってはデポジットと日割り賃料だけでOK!なシェアハウスもあるので、そういった物件なら約65,000円で入居が可能に。

初期費用が6万円代というだけでも安いのに、実は「デポジットなしの日割り賃料だけで入居OK」な物件もたくさんあるんです。笑

そんな物件なら約35,000円で入居契約ができちゃう!これは見逃せませんよね!

初期費用の額は、必ずチェックする必要がありそうです。

【CASE2】一般賃貸物件の初期費用

日割り賃料(入居日が月の中旬~半月分) 35,000円
敷金(1ヵ月分) 70,000円
礼金(1ヵ月分) 70,000円
仲介手数料(1ヵ月分) 70,000円
鍵発行手数料 5,500円
火災保険料 20,000円
TOTAL 270,500円

こちらもだいたいの算出ですが、月の半ば~賃料7万円の賃貸物件に入居すると、約27万500円がかかることがわかりました。

シェアハウスと比べると、初期費用が倍近くも違うという結果に…。どうしても「敷金・礼金・仲介手数料」の存在が大きく感じてしまいますね。

今回はどれも賃料1ヵ月分の例でしたが、物件によっては敷金2ヵ月などのところもあります。もし賃貸物件に引越すのであれば「敷金・礼金・仲介手数料」が安めな物件にしたいですね。

また、シェアハウスは家具家電が最初から設備として設置されていることが多いですし、Wi-Fiや電気・ガスなどをあらためて契約する必要もありません。

なので、トータル的な引越し費用を考えても、シェアハウスの方がお得なことが多いと思います。

SNSでも初期費用の安さが話題に!

そもそも「シェアハウスの初期費用が安い」ってイメージは多くの人も感じているようで、、

「今のおうちから引越しをしたいけど、費用が気になる…」「シェアハウスなら引越せそう」といったツイートが多くありました!

お金の余裕は心の余裕でもありますからね。

抑えられるところは抑えていきたいところですよね!

結論、シェアハウスは初期費用が抑えられる確率高め!

あらためて「SHARE PARK」に掲載されているシェアハウス物件を調査しましたが、本当に初期費用が抑えられるところが多い!

●初期費用の項目が一般賃貸物件より少ない
●敷金の代わりの「デポジット」金額が低め(なことが多い)

などがお得に感じる要因だと思いますが、シェアハウス、本当に初期費用が良心的。笑

シェアハウスが気になる人・初期費用を抑えたい人はぜひ、物件検索をして金額を確かめてみてくださいね!

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この記事の監修者

株式会社シェアカンパニー
シェアパーク編集部
株式会社シェアカンパニー シェアパーク編集部
「最高の経験をデザインする」というビジョンのもと、都内を中心にシェアハウスの商品企画から、リーシング、管理、ポータルサイトの運営を行い、シェアハウスでの仲間との暮らしを通して得られる経験という「価値」を提供。シェアハウスという暮らし方を広め、人と人との出会いをつなげます。