“畳”と“帖”の違いって何?どっちも同じ意味?実は、違いがあることが判明!

先日上司に、「“畳”と“帖”の違いってわかる?」と聞かれました。

“畳”と“帖”とは、どちらも間取りや広さを表すための単位のこと。

ぼくが個人的に思っていたのは、

●畳を使う和室の部屋では「畳」
●フローリングなどの和室以外の場所では「帖」

という違い。

感覚としては間違っていないらしいんですけど、でもこれは100%な回答ではないそうで…。

例えばですが、同じ「4畳」と「4帖」でも平米数が違くなることがあるそうなんです。

あと住んでる場所によっても平米数が変わるとの噂も…。

もう、ぼくにはワケがわかりません。(笑)

SNSでも畳と帖の違いについて疑問を嘆くようなツイートがちらほら。

これはちゃんと謎を解かないといけませんね。

ということで、“畳”と“帖”の違いの謎を調べてみました!

畳とは?帖とは?まずは辞書で調査!

用語辞典やネットで検索してみたのですが、どれもこれっていうものがありませんでした。。

一応報告がてら載せますが、weblio辞書で載っていたのは以下の通りでした。

部屋の大きさ(床面積)を表す単位。帖と表記するのは慣用である。特に不動産広告では「帖」と表記される傾向が強い。
「畳(じょう)」に同じ。

そもそも帖は、紙や海苔をまとめて数えるのに使っていた単位らしく、そこから派生して畳と似たような意味で使われるようになったとか。

なので、古くから使われている単位は“畳”ということになります。

畳の基準は関東と関西とで違う!?

“畳”と“帖”の違いを知るために、まずはそれぞれの特徴を理解していきたいと思います。

まずは「畳」。

「1畳=畳1枚分」として昔から使われている間取りの広さを表す単位“畳”ですが、広さの基準値が関東と関西で違うそうなんです。

というのも、茶道が発達した安土桃山時代に、宮中(皇居)で使われている畳と同じサイズの畳を武士や商人が使うのは恐れが多い。という理由から、やや小さいサイズの畳を使うことが都で主流になり、その大きさが今でいう「京間」サイズとして定着したんだそう。

そして時代は変わり江戸時代になると、おうちを建てるための建築方法も変わって畳のサイズも変わりました。

安土桃山 畳に合わせて柱を設置する建築法
江戸 柱に合わせて畳を設置する建築法

そのため、柱の大きさ分だけサイズが小さくなった「江戸間」サイズの畳が、「京間」から移り変わって定着したんだとか。

そこから「中京間」「公団間」などの畳サイズも出てきたりしましたが、古くからの歴史ある建物が多い関西では「京間」が、新しく建設したお家が多い関東では「江戸間」がメインサイズになっているそうです。

これが「関東と関西で“畳”の基準が違う」と言われる由縁になります。

畳のサイズをチェック!

「京間」「江戸間」「中京間」「公団間」と主に4つのサイズがある畳ですが、現在全国的に知られる「畳の基準」は1.62㎡(900mm×1800mm)。

これは中京間サイズの「910m×1820m」を元に計算したと言われています。

 

畳の基準値

●京間サイズ…1.82㎡(955mm×1910mm)
●中京間サイズ…1.65㎡(910mm×1820mm)
●江戸間サイズ…1.54㎡(880mm×1760mm)
●公団間サイズ…1.44㎡(850mm×1700mm)

どのサイズの畳で設計しているのかによって、同じ4畳でも広さが変わってきます。

間取りで「畳」と書いてある場合は、いったいどのサイズでの広さなのかを確認しておくのが吉でしょう。

帖を使うのは洋室やリビングの証?

“畳”と同じように、間取りの広さを表す単位として使われている“帖”。

古くから使われている広さの単位“畳”以外に“帖”を使うようになったのは、「和室と洋室を区別するため」に使い始めたと言われています。

たしかに「タタミ」を使っていない部屋なのに“畳”と表記されていたら、ちょっと紛らわしいですよね。

とはいえ“畳”と“帖”の使い方にちゃんとした定義があるわけでもなく、不動産業では和室・洋室問わず“帖”を使うことが多くあるそうです。

【まとめ】“帖”は“畳”と変わらない?結局一緒?

調べれば調べるほど難しいところなんですが、“畳”の広さを元に新しい単位としてできたのが“帖”です。

一般的な「1畳」が1.62㎡ということもあり「1帖」も1.62㎡と定義されることが多いそう。

また、不動産公正取引協議会でも畳1枚あたりの広さを1.62㎡〜と定義しているので、やはり「1帖」を1.62㎡と表しているところが多いそう。

とはいえ“帖”に明確な定義はないので、断言することは難しいのです。

これらをまとめると…、

  用途 広さ
和室を表すことが多い 京間・中京間・江戸間・公団間によって変わるが、基本 1畳1.62㎡。
和室・洋室ともに使える 基本 1帖1.62㎡。

これが認識として一番近いかな?と思います!

【おまけ】“㎡”と“平米”の違いを説明

“㎡”も“平米”も、畳や帖のように間取りの広さを表す単位であり、なおかつ違いがよくわからない言葉。

そこで、“㎡”と“平米”の違いも調べてみました!

まず、“㎡(ヘイホウメートル)”は国際単位系で定められている面積の単位のこと。

※国際単位系とは…国際的に定められ、世界中で広く使用されている単位系

小学だか中学のころに習った記憶がありますが、「1㎡=1辺の長さが1mの正方形の面積」。100㎡なら1辺100mの正方形の面積になります。

そして“平米(ヘイベイ)”は“㎡”を漢字表記にした「平方米(ヘイホウベイ)」の略記。

なので、意味合いとしては全く一緒です!

ただ、平米は国際単位系で定められた呼び名ではないので、計量法では認められていないそう・・・

一般的に使う(通用する)ことが多いのは“㎡”なんだそう。

こういった違いはあるものの、“㎡”と“平米”には大きな違いはないそうです。

お部屋探し時は「間取りと専有面積」を着目しよう

「畳・帖・㎡・平米」の違いがわかったら、部屋探しが断然捗ります。

なかでもチェックして欲しいポイントは「部屋の専有面積」。

これは某物件の間取りと専有面積の数値です。

専有面積とは…バルコニーやロフト・共用廊下等を含まない、その住民のみが利用できる面積のこと。

●間取りはその物件自体をイメージして、使い心地をチェックできる数値(リビングやキッチンが畳何枚分なのかで、使いやすさが判断できますよね)

●専有面積は、他の物件と比較して総合的に広いのはどっちかを確認できる数値(単純に部屋の広さを比較できます)

お部屋を探す際は、間取りと専有面積をチェックして、よりスムーズに引越しが出来るよう準備しましょう!

 
 
 

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