代々木にあるタピオカ屋さんで売っていたんです。
「マスク 50枚入り2,980円!在庫あります!!」
タピオカ屋でマスクの販売ってどういうこと?と思いつつ、マスクが手に入れやすくなってきたことが分かる今日このごろ。
しかし対照的にまだ供給が追いついてないものもあります。それは消毒液。
まだまだコロナウイルスの感染対策をしたい時期なのに、除菌スプレーや消毒液はなかなか手に入りにくいんですよね。
そこで、手に入らない消毒液を代理品で自作する方法を調べてみました!
感染予防対策の案として、ぜひ参考にしてください!
【誰でもできる】消毒液を簡単に自作しよう!
薬局のサイト、主婦のブログ、YouTubeなどを参考に、家庭で作れる消毒液の方法を集め、3つにまとめてみました。
材料が手に入れられそうなものから、一緒に作ってみましょう。
まずは容器を準備!ものによっては溶けるものも…
アルコール度の高いものを扱うときは、容器によっては溶けてしまうものもあります。
溶けない容器は、
●PE(ポリエチレン)
●PP(ポリプロピレン)
●PVC(ポリ塩化ビニル)です。
PET(ポリエチレンフタレート)やPS(ポリスチレン)は溶けちゃうかもしれないので、アルコール系の消毒液を作る際は避けましょう。
ちなみに、ペットボトルの本体はPET、キャップはPP、ラベルはPSになります。ペットボトルの本体「PET」は溶ける素材なので、アルコール系消毒液で使わないようにしましょう。
【手作り方法1】エタノール×水
エタノールも品薄状態が続いていますが、一番無難に消毒液を作れる方法です。
エタノールは「無水エタノール」「エタノール(局方品)」と種類がありますが、どちらでも作れます。(2つの違いはアルコール濃度です。)
●無水エタノールの場合
無水エタノール:水 = 4:1 の割合で混ぜればOK。
●エタノール(局方品)の場合
エタノール(局方品): 水 = 5:1 の割合で混ぜればOK。
●引火しやすいので火の気のものは厳禁
●液体が蒸発しやすいので、作ったら密閉させる
●変色防止のため、ニス・プラスチック・皮製品の利用は避ける
【手作り方法2】ハイター×水
混ぜるな注意!でおなじみのハイター。ハイターの中でも「ワイドハイター」は酸素系漂白剤で消毒液にできないようなので、注意しましょう。
ハイターで作る消毒液は「次亜塩素酸ナトリウム」といい、手指などの皮膚の消毒ができません。物の表面やドアノブ等の消毒にだけ使えるものなので、こちらも注意しましょう。
※ハイターで作る消毒液はアルコール系ではないので、容器にペットボトルを使うことができます。
●花王のハイターの場合
ハイター:水 = 40:1 の割合で混ぜればOK。
●非常に強いアルカリ性なので、ゴム手袋着用&換気を推奨
●漂白効果で衣類系は色落ちしてしまう
●作成した消毒液は長持ちしないので、作り置きNG。
【手作り方法3】ウォッカ×水
アルコール度数の高いウォッカ(お酒)を使えば、アルコール消毒液を作ることができます。
おすすめのウォッカは、とにかく度数が高いもの!
ウォッカなら消毒液以外にもお酒として果実酒を作ったり、調理で使ったりで余す心配がないのもうれしいですね。
●スピリタス(アルコール分:96度)の場合
スピリタス:水 = 5:1 の割合で混ぜればOK。
●アルコール度数が高いので火の気のものは厳禁
●日持ちしないので都度都度作ることを推奨
●変色防止のため、ニス・プラスチック・皮製品の利用は避ける
実際に消毒液を手作りした人の生の声をチェック!
「どうやって消毒液や除菌スプレーが作れるのかな?」って思い、GoogleやSNS・YouTubeなどを探ったんですが、自作してる人が意外と多くてビックリ!
ツイッターで作った感想をツイートしてる人もいたので、参考までに載せておきますね・ー・!
手ピカ的な物が買えないので、消毒液を手作りしようかと♪
お店に置こうと思ってね、お客さんの中には気になる方も居るやろうから(*^^*)
本当はエタノールで作るらしいんだけど、それももはや買えず
オキシドールでも代用は効くらしいからやってみる pic.twitter.com/hjvdd263eR— YUKI (@turipara) March 3, 2020
消毒液やマスクが不足しているので、自分で作って店内で使用しています😄
【作り方】
水500ccにボトルキャップ1杯のハイターを混ぜるだけ🎵
あとは、よく振ってスプレー容器でシュッシュ😀
人の手の触れる場所を主に。少しにおいがするので、2度拭き。#アラバマチキン#消毒液 #手作り pic.twitter.com/BwGwCsBbCZ— からあげアラバマチキン (@KaraageAlabama) March 17, 2020
精製水は本当に必要な人に譲ろう
消毒液を作るときは、水よりも精製水が良いとされています。
ですが、日常生活をする上で、精製水を必要としてる人がいます。
息子は難病で呼吸器を装着しないと生きれない
付属の加湿器に入れる精製水がどこにも売っていない
今日は朝から薬局など7店梯子してやっと2本手に入れた
消毒液作るのなら普通の水道水で薄めれば良いのでは
呼吸器の必要な患者の命に関わる精製水の買い占めとかやめて欲しい#精製水売り切れ pic.twitter.com/hA07iR5LTp— ナーコ (@nakosan37) April 6, 2020
そもそも精製水は医療や工業で使用されるもの。
精製水とは…水に溶けたマグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分や細菌などを、ろ過や蒸留によって除去した水のこと |
消毒液や除菌スプレーは精製水じゃなくても作れます。
生きるために精製水を必要としている人がいるので、むやみな買い占めは控えましょう。
消毒は手指だけじゃない!接触感染予防に消毒したい場所とは
アルコール除菌、除菌スプレー、消毒液…。
これらは手指だけじゃなく、よく触れる物の表面などにも有効とされています。(ハイターで作る次亜塩素酸ナトリウム消毒液は皮膚NGですが)
東京都感染症情報センターでは、特に消毒しておきたい場所を「厚労省、新型ウイルスに関するQ&A」より発表しています。
リビング | ドアノブ、窓の取手、照明のスイッチ、テーブル、椅子、電話機、PCのキーボード等 |
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浴室 | 水道の蛇口、ドアノブ、窓の取手、照明のスイッチ等 |
トイレ | 流水レバー、便器のフタ等 |
共有部分 | エレベーターやオートロックのボタン、建物出入口のハンドル等 |
コロナウイルスの感染経路は飛沫感染と接触感染と言われているので、手に触れるものは常に清潔にしておくよう心がけておきましょう。
●飛沫感染とは…感染した人の咳やくしゃみのしぶき(粉末)に含まれるウイルスを吸い込むことによる感染 ●接触感染とは…ウイルスが付着した手で目・口・鼻を触ることによる感染 |
消毒をして感染予防対策に努めよう!
「コロナウイルスの感染ピークは過ぎたのかな?」と思う日もありますが、まだまだ気を緩めることはできません。
消毒液・除菌スプレーは材料さえあれば簡単に作れるので、シェアメイトや家族などと一緒に作ってみるのも良いと思います。
●消毒
●手洗いうがい
●3密を避ける
感染予防対策をして、自分の身は自分で守っていきましょう!
シェアパーク編集部