ベランダとバルコニーの違いとは?テラス・ルーフ・ピロティ…それぞれの意味を紹介!

先日上司に「ベランダとバルコニーの違い、知ってる?」と聞かれました。

なんとなくですけど、

ベランダ…とってつけたような洗濯物を干す場所。アパートに多いもの。狭い。

バルコニー…土台がしっかりしていて広い場所。マンションに多いもの。広い。

といったイメージを持っていて答えましたが、これが見事に間違いでした。(笑)

シェアハウスには「ベランダ付きシェアハウス」も「バルコニー付きシェアハウス」もあります。

ぼくみたいに間違った意味で覚えていると、「実際に住んでみたら想像と違った!」となりかねません。

そこで今回は「ベランダとバルコニーの違い」を調べてみたので、ここでシェアしていきますね!

ベランダとバルコニーの違いは、“屋根”!

ずばり違いは“屋根”があるかどうか。

建築用語辞典で調べてみると、以下のような答えが…!!

ベランダ

●アパートやマンションなどに設けられた住居の外壁からせり出して造られているスペースのこと。

●同じような造りであっても、屋根がある場合は「ベランダ」、屋根がない場合をバルコニーと呼ぶ。

●「ベランダ」はバルコニーに比べて、面積が狭いというイメージがあるが、面積の大小による呼称の違いはない。

●1階にある専用庭やテラスは、「ベランダ」とは異なる。

バルコニー

●戸建住宅の2階以上の階などに見られる、住居の外壁からせり出して造られているスペースのこと。

●同じ構造でも、屋根が設置されているものは一般的にベランダと呼ばれる。

簡単にまとめると、2階以上に見られる部屋の外に張り出た屋根ありスペースが「ベランダ」。張り出た屋根のないスペースが「バルコニー」なんだそう。

そのため、広さの違いでベランダかバルコニーかが変わることはありません。

屋根の有り無しで言葉が変わるって、「The 日本語」って感じがしますよね。

ベランダ・バルコニー、実は自分の部屋の一部ではない…?

ベランダもバルコニーも、自分の部屋から張り出たスペースだから自分の敷地(専有部分)だと思っちゃいますが、実は違うんだとか。

ベランダとバルコニーはどちらも共用部分。勝手にリフォームをすることはできませんし、その建物の利用規約を守って使わなければなりません。

とくにベランダの場合、緊急時に蹴破って隣に避難ができる「蹴破り戸」の前や、「避難はしご」の前にモノを置くことはNGとされています。

また最近の賃貸マンションでは「手すりにかけた布団干しNG」など、細かく使い方のルールが決まっているところもあるそうで…。

たしかに最近、手すりにかけた布団干しってあまり見かけないような気がしますよね。。

あくまでもベランダ・バルコニーは共有部分ということを覚えておきましょう。

テラス、ウッドデッキ、ルーフバルコニー等似た言葉の意味とは?

ベランダとバルコニー以外にも似ている言葉はたくさんありますよね。

代表的なのはテラスとかルーフバルコニーとか、、。

いったいそれぞれどんな意味なのか、簡単に紹介していきます!

1階の屋根なしスペース「テラス」

カフェ等でよく見かける「テラス席」。

テラスとは、庭よりも一段高く、屋根のないスペースのこと。

シェアハウスや一般賃貸の物件だと、リビングと繋がってテラスがあることが多いです。

木製のテラス「ウッドデッキ」

ウッドデッキとは木製のテラスのこと。

広さや屋根の有無ではなく、テラスが木材を使っているかどうかで、ウッドデッキかどうかを判断します。

ハンモックと小さな机を置いて、ゆっくりと読書なんかできたら…最高ですね!

下の階の屋根を利用した「ルーフバルコニー」

ルーフは日本語で屋根。

下の階の屋根を兼用してバルコニーとして使っているスペースをルーフバルコニーといいます。

普通のバルコニーに比べて広いものが多いのが特徴的。

また、広く開放的で空が近くに感じられることから「スカイバルコニー」とも呼ばれているそうです。

1階を吹き放ちにした「ピロティ」

建物を柱だけで支え、1階部分が自由な吹き抜けになったスタイル「ピロティ」。

都心の焼肉屋さんや回転寿司屋さんなどは、ピロティスタイルで1階を駐車場にしていたりしますよね。

また、海外では海の上にお家を建てる時にピロティスタイルを活用しています。

ちなみにピロティはフランス語で「杭(くい)」という意味らしいです。

風よけ囲いがついている「ストックヤード」

※画像出典 https://www.lixil.co.jp

田舎の一軒家でよく見かける、灯油やスコップなどの荷物を置いているスペース。

この風よけ囲いがついているものを「ストックヤード」と呼んでいます。

家の裏口や勝手口に設置することが一般的で「勝手口屋根」とも呼ばれているそうです。

ベランダやバルコニーがあるシェアハウスはあるの?

シェアハウスには、ベランダ付き・バルコニー付き・テラス付きなど、たくさんの種類の物件があります。

●洗濯物を干すスペース
●ガーデニングをするスペース
●ゆったりと読書をするスペース

どんな使い方をするかイメージしながら、お部屋探しをすることをおすすめします!

悩んだときはシェアパークにお問い合わせください。一緒に理想のシェアハウスを探しましょう!

【ウンチク】海外でベランダは通じない!?

もともとベランダって言葉はインドのヒンディー語「バランダー」が語源。

しかも「柱と屋根だけで壁もない吹き抜けてる廊下」という、日本のベランダと全然違う意味なんです。

それがポルトガルの「ヴァランダ」、そして英語の「veranda」に変わったと言われています。

ちなみに英語で「veranda」は「建物の1階にある屋根がついたスペース」っていう意味。

ベランダやバルコニーは、日本でも海外でも違いがややこしい単語みたいです(><)

 

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この記事の監修者

株式会社シェアカンパニー
シェアパーク編集部
株式会社シェアカンパニー シェアパーク編集部
「最高の経験をデザインする」というビジョンのもと、都内を中心にシェアハウスの商品企画から、リーシング、管理、ポータルサイトの運営を行い、シェアハウスでの仲間との暮らしを通して得られる経験という「価値」を提供。シェアハウスという暮らし方を広め、人と人との出会いをつなげます。