アパートとマンションの違いとは?ハイツ・コーポ・メゾン…それぞれの意味を紹介!

この前ネットでシェアハウスを探していたんですが、「アパートをリノベーションしました!」「マンションをシェアハウス用に作り替えました!」という物件をチラホラ見かけたんです。

一軒家じゃないおうちをシェアハウス用に作り変えたんだなってことは分かるんですが、そもそもアパートとマンションの違いってなんなのでしょうか。

なんとなく、アパートは2階〜3階建てでエレベーターなし。マンションは4階建て以上でエレベーター有り。を想像していましたが、ちゃんと調べてみるとちょっと見当違いだったようで。。

あと、「〇〇ハイツ」「コーポ〇〇」などの、“ハイツ”とか“コーポ”とかの意味もよく分からなかったので一緒に調べてみました!

果たしてどんな意味があるのか、規則性はあるのか、調査結果をシェアしていきますね・ー・!

ずばり、アパートとマンションの違いは〇〇!

まずはアパートとマンションの違いですが、実は決まりや規則はないんです。

建築基準法や宅地建物取引業法を調べてみると、ひとつの敷地内に複数の世帯が入居する形態の建物を「共同住宅」と呼ぶそうで、それを「アパート」「マンション」とは断定していませんでした。

ではなぜ、世の中には「〇〇共同住宅」ではなく、「〇〇アパート」や「〇〇マンション」があるのでしょうか。

それは、不動産会社が物件を見て「これはアパートっぽいな」「これはどう見てもマンションだな」と物件を判断し、「〇〇アパート」「〇〇マンション」っていう名前をつけているからなんだそう。

なんだか新しい星座や新種の虫を発見して名前を付けられる感覚に似ていますよね。正直アパートとマンションの違いに規則性がないことにビックリでした。

ただ、「不動産の人が適当に判断をしているのか?」というと、厳密にはそうでもないようで。

一般的な判断の基準として、2〜3階建ての木造・軽量鉄骨造の共同住宅をアパート、3階建て以上で木造・軽量鉄骨造以外の共同住宅をマンション、と呼んでいることが多いんだそうです。

  アパート マンション
階数 2〜3階建 制限なし
造り 木造・軽量鉄骨 鉄骨・鉄筋コンクリート
鉄骨鉄筋コンクリート

ちなみに、現在放送中のアニメ「ドラゴン、家を買う。」でもアパートとマンションの違いについて放送されていました。

やはり違いに定義がないということで、Twitter上でもビックリしている人が続出していました。笑

「マンション」は海外では通用しない…?

これはただのウンチクなのですが、アパートは「アパートメント(apartment)」からきた和製英語です。

日本でいうアパートもマンションも、英語だと「apartment」に集約されています。

逆に「マンション(mansion)」は“大豪邸”という意味。

なので、「マンションに住んでいるよ!」と英語で喋りたいときは、「I live in a mansion.」ではなく、「I live in an apartment.」と話すようにしましょう。(笑)

ハイツ・コーポ・メゾン…これらの意味や規則性は?

賃貸物件名によくある「ハイツ」「コーポ」「メゾン」等の規則性についてですが、実はこれらも特に深い意味はありません。

「〇〇アパート」「〇〇マンション」以外の表記にしたい時に“ハイツ”“コーポ”等を使うぐらいの意味らしく、名前をつける大家さん次第で「ハイツ」にも「コーポ」にもできるんだそう。

よくあるのは住所や好きな単語を組み合わせたもの。確かに思い返せば「〇〇コーポ三鷹」「エトワール〇〇」ってよく聞きますよね。(※エトワールはフランス語で星)

そのため、規則や意味、建物の構造等にも関係はしていないそうです。

ハイツ・コーポ・メゾン以外の呼び名が気になる!

よく見かけるのは「ハイツ」「コーポ」あたりだと思いますが、他にもいろんな種類があるのでまとめてみました。

  言語 意味
ハイツ/heights 英語 高台
コーポ/cooperative house 英語 共同住宅
メゾン/maison フランス 建物
ハイム/heim ドイツ
ヴィラ/villa 英語 別荘
カーサ/casa イタリア 住宅
レジデンス/residence 英語 邸宅
パレス/palace 英語 宮殿 
コート/court 英語  宮廷

アパートでしか使っちゃいけない、マンションでしか使っちゃいけないっていうルールはないのですが、「ハイツ・コーポ・メゾン・ハイム・ヴィラ・カーサ」はアパートによく使われがち。

「レジデンス・パレス・コート」は大きい住宅を意味していることから、マンションでよく使われています。

また、最近では数が少なくなりましたが、日本発祥の「〇〇荘」ってのもありました。

 

こんなところにも「〇〇荘」が!

●アニメ「クレヨンしんちゃん」に出てくる「またずれ荘」
●ナインティナインの番組「おもしろ荘」
●手塚治虫先生が入居していた「トキワ荘」…などなど

「荘」には、宿泊所や屋敷という意味があるそうで、ちょっとレトロを感じるような住居に「〇〇荘」ってつけられてることが多いイメージです。

そのため、レトロ感をテーマにしたアパートや、昭和感を取り入れたリノベーション物件などに、あえて「荘」を入れて雰囲気を出しているところもあるようです。

アパート・マンションのメリットデメリットとは

一般的に言われている、2〜3階建ての木造・軽量鉄骨造の共同住宅「アパート」と、3階建て以上で木造・軽量鉄骨造以外の共同住宅を「マンション」のメリットデメリットも調べてみました。

アパートやマンションがシェアハウス用にリノベーションしていたとしても、骨組みは同じだと思うので、ぜひ参考にしてみてください!

アパートのメリットデメリット

木造・軽量鉄骨が多いアパート。

そのため、材料・建築費が安く、家賃が安くすむところが多いのが特徴的。シェアハウスにリノベーションした後も、安いところが多いのではないでしょうか。

デメリットとしては遮音性が低めなのと、マンションよりも防犯セキュリティー面が劣っている(かも知れない)ということがあります。ですが、リノベーション後のシェアハウスは、防音設備を強化していたりセキュリティー面をUPしていたりするので、気になる物件があればお問い合わせしてみるのもいいでしょう。

マンションのメリットデメリット

鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造の建物が多いマンション。

そのため、比較的遮音性に優れています。

アパートに比べてもオートロックが多かったり防犯カメラが設置されていたりとセキュリティー面も優れているところが多いでしょう。

逆に言えば、家賃・管理費が高くなりがち。もしリノベーション後のシェアハウスが気になる場合は、一度賃料や共益費を確認するのも良いでしょう。

アパートもマンションもシェアハウスも…まずは見学・内覧から!

まさかアパートとマンションの違いに規定がないだなんて…、調べてみて初めてわかることってたくさんありますね。

それと同じような感じて、見学・内覧をして初めてわかることもたくさんあると思います。

「思ったより天井が高いな」とか「窓から見える景色がいいな」とか。

なので、気になる物件があった際は、ぜひ見学・内覧をしてください!

一緒に「自分に合うシェアハウス」を探していきましょう・ー・!

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この記事の監修者

株式会社シェアカンパニー
シェアパーク編集部
株式会社シェアカンパニー シェアパーク編集部
「最高の経験をデザインする」というビジョンのもと、都内を中心にシェアハウスの商品企画から、リーシング、管理、ポータルサイトの運営を行い、シェアハウスでの仲間との暮らしを通して得られる経験という「価値」を提供。シェアハウスという暮らし方を広め、人と人との出会いをつなげます。