引越先を探しているとき、比較的重要度が高い防犯面。
それは、一人暮らしでもシェアハウスでも同じですよね。
セキュリティ的にしっかりしている賃貸物件というのは、それなりにお金がかかるものです。家賃が相場よりも高めだったり、管理費が高かったり。
シェアハウスの場合、一人暮らしと比べると家賃が安く、新しい出会いがあるなど多くのメリットがあるという声が多く聞かれる一方、一人暮らしよりも防犯面が気になるという方も多いのではないでしょうか。
最近では玄関がオートロックになっていたり、玄関まわりに防犯カメラが設置されていたり、セキュリティ対策が強化されているシェアハウスも増えているようです。
シェアハウスの防犯事情
多くのシェアハウスでは、玄関に防犯性の高い鍵が取り付けられていたり、そもそも鍵ではなく暗証番号を入力するタイプやホテルのようなカードキータイプのものもあったりします。
また玄関まわりや共用部分に防犯カメラが取り付けられているシェアハウスもあり、女性専用のシェアハウスなどでは多く設置されています。
防犯カメラがあるということは、不審な行動をしていなくても録画されているということを認識しておく必要がありますね。(汗)
一般的な賃貸物件では管理人さんが常駐しているところもありますが、シェアハウスの場合はほとんどありません。(大規模シェアハウスの場合は、管理人さんが常駐している場合もあるようです。)
その代わりというわけではないですが、シェアハウス運営会社のスタッフさんが建物内外を定期的に巡回してくれていることが多いようです。
そもそも複数人のひとが暮らしているというシェアハウスならではの理由で『完全にひとが居ない留守状態になりづらい』ため、それだけで防犯対策になっているといわれています。
ストーカーや泥棒をしようとしているひとにとって、シェアハウスは近寄り難い存在であることがわかります。
シェアハウスの安心要素として、『自分以外の誰かが居てくれる安心感がある』と感じるひとも多いかも知れません。
実際に地方から上京する若者が「一人暮らしは不安だから」という理由でシェアハウスへの入居を決めたという方も少なくありません。
シェアハウスの防犯面について、つぶやいているひともチラホラいます。
女性こそ経済的に困窮しやすいし防犯面で不安もあるから、基本的に脅かす異性出入り禁止のシェアハウスは今後増えてもいいよね。
— のぼる (@70immediately) April 8, 2023
女だけのシェアハウスのいいところはなんだか男がイメージして妄想するようなキャッキャウフフみたいな積極的なものじゃなくて単純にストレス源が少ないところ。汚れない、うるさくない、防犯面がしっかりしてる、何かトラブルの種になりやすいものがない一つ屋根の下に赤の他人の女数人暮らし。
— なつみ💚🤍💜 (@waiteatpaint) July 27, 2022
シェアハウスで暮らすときの防犯対策は?
ここまでは、シェアハウスの設備などのハード面の防犯対策のお話をしてきましたが、自分がシェアハウスで暮らすとなったときに心がけておきたい防犯対策についてお話したいと思います。
住民同士のコミュニケーション
シェアハウスの場合、複数人のひとが暮らしているため、「誰かがいてくれる安心感」があると思います。
住人同士、仲良くなれたらより安心感は強いものになりますよね。
しかし、同じシェアハウスで暮らす住人もまた『最近までは全く知らない人だった』ということを忘れてはいけません。
顔をあわせたら必ず挨拶をしたり、困ったことがあればお互いに助け合ったり、シェアハウスのルールをしっかり守るようにして、信頼関係を築いておくことが重要です。
専有個室の防犯対策
基本中のキホンと思っていたので意外でしたが、個室の鍵を閉めないで出掛けてしまう人が多いらしいという話を耳にしました。(汗)
シェアハウスの個室はプライベート空間となり、もちろん貴重品なども置いてあると思います。
シェアハウスによっては、個室の扉が同じようなデザインで、悪意なく誤ってドアを開けてしまう住人もいるかも知れません。ほんの少しの時間であっても個室を出る際はトラブル防止のためにも必ず施錠はするようにしましょう。
あわせて、忘れがちなのが窓の施錠のし忘れです。最近では、3階以上の窓から侵入するような泥棒被害もあるそうなので、外出の際は必ず確認しましょう。
またドミトリータイプのシェアハウスの場合は、鍵付きロッカーなどが備え付けられているシェアハウスを選ぶことがポイントです。
共用部の防犯対策
「冷凍庫に入れておいたアイスがなくなった」「ビールを冷やしておいたのになくなっている」「卵が1個減っている」というのは残念ながらシェアハウスではよく聞く話です。。。(泣)
そのため、個室に小型の冷蔵庫が設置されているシェアハウスも増えています。人によると思いますが、調味料などの共用してもよいモノ以外の『なくなって困るモノ』は自室で管理しましょう。
冷蔵庫の中に限らず、リビングやキッチンなどの共用部にモノを置いてしまうことで、他の住人が共用物と勘違いして使ってしまい、トラブルになったという話も聞いたことがあります。
リビングなどの共用スペースに私物を置いて側を離れるという行為は、不要なトラブルを招く元になるので注意しましょう。
防犯面でのシェアハウス探しのポイントは?
みなさんが引越先を探す際にシェアハウスのルールや防犯対策について見ておくべきポイントについてまとめました!
●シェアハウス内トラブル防止のためのマナー・ルールが明確化されているか
●防犯マニュアルなど、入居者の防犯意識の啓発がされているか
●ドミトリーの場合は鍵のかかるロッカーなどが用意されているか
●防犯だけでなく、防災対策の意識と準備がされているか
可能であれば、内覧の際に「いま住んでいるひとがどんなひとなのか?」「シェアハウス内のコミュニティ」、はたまた「近隣の住民の方ともコミュニケーションを取ることが出来るのか?」、「不審者情報の共有や近隣トラブルの予防策」などなど、案内してくれるスタッフの方に聞いてみてもいいかも知れないですね。きっと知っておいて損はないハズです。
近年は、自然災害なども多いので住人同士、また近隣住民も含めてコミュニケーションをとり、何かあったときの協力体制を作っておくことで何か遭ったときに心強い!!!
以前、ストーカー被害に遭い困っていた女性が男女共用のシェアハウスに入居し、住人同士で協力して駅からの行き帰りなど、ひとりにならないよう対策をした結果、怯える生活から抜け出すことができたという話を聞いたことがあります。
このエピソードは住人の皆さんの協力があってこそですが、帰り道が一緒であるシェアハウスならではの防犯対策ですよね。
シェアハウスで暮らすときの防犯対策まとめ
日々生活をするおうちではあるのですが、シェアハウスの場合「新しい出会いがある」というと聞こえはいいけど、あまりよく知らない人も同じシェアハウスの住人という状況になる機会がありますよね。
住人同士コミュニケーションをとり、みんなが仲良くなれたらそれは安心なのですが、シェアハウス内トラブルや盗難事件などの抑止力となるような対策をする必要はあると思います。
つまり、自分のことは自分自身で守る!ということになります。
一般的なアパートで一人暮らしをするよりも自然と防犯対策になっていたり、住んでいるだけで空き巣被害やストーカー被害を遠ざけたりと、安心できるポイントが多いシェアハウスではあるのですが、入居を検討する際はどのような対策がされているシェアハウスなのか?また、入居した際には自分自身でどのような対策が必要か?しっかりと確認することをおすすめします!
せっかく楽しいシェアハウス生活を送るなら、安心安全がいちばんですよね!!!
シェアパーク編集部